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【トップ直撃】ヘッドウォータース・篠田代表取締役、ロボット事業の“最上流”へ 「人間は人間しかできない仕事に集約」 (1/3ページ)

★ヘッドウォータース・篠田庸介代表取締役(49)

 人型ロボットがオフィスの受付や店頭でも普及してきた。さらなる市場の急拡大が見込まれるなか、ロボット向けのアプリを開発し、人間とのコミュニケーションを円滑にする、いわば「作った仏に魂を入れる」のがこの会社だ。「源流・最上流」を意味する社名は、米シリコンバレーのようにエンジニアがビジネスの最上流にいるべきだとの思いを込めている。 (中田達也)

 --ロボットを導入する企業は増えてきましたが、別にソフトウエアが必要なのですか

 「ロボットだけではアプリの入っていないスマートフォンのようなもので、できることに限界があります。Pepper(ペッパー)は比較的中身が入っている方ですが、ほとんどからっぽというロボットもあります。人工知能(AI)もまだ万能ではないので、ちゃんと業務をこなすためのデザインをするのがソフトウエアというわけです」

 --AIをどう生かしていますか

 「世界中でいちばん優れたAIを研究してわれわれのクラウドサービスにつなげて、ロボットに提供することで、賢くしたり、より高度なコミュニケーションを身につけさせたりしています」

 --居酒屋で客をもてなす「飲みニケーションロボット」が話題になっています

 「AIで顔を認識して、2回目に来店していただいて以降は、その人に合わせてリアクションできるようにしています。将来的にはその人が食べたり飲んだりしたものを覚えて、『きょうもビールですか』などと対応をする方針です。スマホのアプリからロボットにいろんな言葉をしゃべらせる機能もあって、上司に『給料上げてよ』とか普段言えないことをロボットに言わせることができます」

 --ロボットによる接客の効果は

 「あるラーメン店では、スマホのアプリで顔を登録して、来店したらロボットが声をかけるということも行っています。ロボットが『あなたの顔を覚えていいですか』と確認することで個人情報の問題もクリアできるし、ロボットに覚えてもらうと、なんとなくうれしくなるみたいですね」

 --受け入れられ方は国によって違いますか

 「米国ではトランスフォーマーのようないかついものが主流で、かわいい感じのロボットはいまのところ日本以外にはあまりないですね。人型のロボットがこれだけ普及しているのも日本ぐらいで、ロボットを使ったサービスに関して日本は先進的だと思います」

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