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【田村秀男 お金は知っている】財務省ならぬ「経理省」が国民を貧しくする ひたすらつじつま合わせに熱中… (1/2ページ)

 学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる決裁文書(「森友文書」)の改竄(かいざん)に続いて、学園側に対する財務官僚の嘘の口裏合わせ依頼が明らかになった。知り合いのある財務官僚元幹部が「ウーン、財務省は経理省なのか」とうなった。

 財務官僚の文書改竄や口裏合わせ工作は「自分は間違うはずがない」という無謬(むびゅう)神話に浸りきっているエリート官僚特有のなせるわざである。それは数字のつじつま合わせに苦心する経理担当者とも言えようか。

 財務官僚の特異な財政の考え方は、財政健全化=財政均衡=支出削減・増税だ。何しろ一般会計と特別会計の純合計が国内総生産(GDP)の約4割にも上る財政を扱う。算術方式は小学生の算数で済むが、複雑かつ多岐にわたる項目を処理しなければならないから、確かに最も優秀な頭脳を持つエリートが取り組むのに値するのだろう。

 算数で国家経済の最大部門を考えるとどうなるか。財政収支を均衡させるためのつじつま合わせのやり方は、まず歳出を切りまくる。それでも財源が足りないと税収を増やすしかないが、税収は景気次第だから官僚の手に負えない。となると、増税しかない。手っ取り早いのはまんべんなく徴収でき、しかも景気変動にほとんど影響されない消費税の税率引き上げだ。こうした経理の考え方で財政政策を決めるのが財務官僚である。

 足し算、引き算、掛け算によるつじつま合わせは、家計簿の考え方に近い。

 財務官僚の思考方式は家計簿と取っ組む主婦同然になるといえば、叱られるかもしれないが、論より証拠。財務省のホームページを見ればよい。

 国の財政を家計に例え、一家計のローン残高5397万円に相当すると、堂々と論じている。

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