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【天野秀夫 中小型厳選株】「カナミックネットワーク」再度増額期待! 介護、子育て支援システムが追い風 (1/2ページ)

 米中および米欧貿易摩擦の問題が、株式市場に深刻な影を落としています。中国景気と中国企業業績の悪化を嫌気して下落する上海総合指数をにらんで、日経平均も波乱の展開となっています。

 貿易摩擦問題の落とし所を読むことは難しいですが、企業業績に影響を与えるには、あと少し時間がかかりそうです。新興市場を含む中小型銘柄には厳しい地合いですが、外部環境に左右されにくい内需高成長株は存在します。そうした銘柄に資金が集中してくることも想定されます。

 昨年11月に当欄で取り上げたマザーズ上場の「カナミックネットワーク」(3939)に再度、注目してみます。

 医療介護連携支援システム、介護業務支援システム、子育て支援システムが収益柱の同社は、国策が追い風として働く企業の1つです。

 例えば、カナミックの介護業務支援ソフトを中小企業が導入すると、経済産業省からIT導入補助金として最大50万円の補助を受けることができます。クラウドサービスを導入する地域数(厚生労働省が想定する地域包括ケアの人口3万人程度の「中学校区」を単位)は、前9月期末の616カ所から今年3月末時点では701カ所に拡大しています。

 その結果、業績好調で、今年3月には第2四半期業績を増額修正しています。据え置かれた今9月期業績見込みは売上高15億円(前期比16・1%増)、経常利益3億3200万円(同0・4%増)ですが、通期に対する第2四半期での進捗(しんちょく)率は売上高で50・8%、経常利益で68・3%に達しており、増額修正の期待は十分にあると言えるでしょう。