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【定年後 難民にならない生き方】愛妻を亡くした夫が再婚を急ぐワケ 男性に起こる“メカニズム”とは (1/2ページ)

 まだ34歳だった妻の小林麻央さんを昨年6月に亡くして以来、その再婚が取り沙汰されてきた歌舞伎役者の市川海老蔵(40)。歌舞伎役者と子育ての両立の難しさなどがその理由として語られてきたが、実際、妻を亡くした夫が早々に再婚するケースは珍しくない。

 「配偶者を亡くした人同士の会に行くと、女性はグループ交際を望むのに、男性は1対1の関係を求め、嫌われるという話もよく耳にします」と語るのは、大阪大学大学院人間科学研究科教授の佐藤眞一氏。なぜ、妻を亡くした男性は早々に1対1のパートナーを求めるのだろうか。

 「退行現象--子供に戻ったような行動が大きく関わっています。多くの男性にとって妻は、自分の退行現象を受け入れ、甘えさせてくれる唯一の存在です。その妻がいなくなることは、解放感や安心感から来る快感が得られなくなることを意味します。だからこそ、すぐに新たな配偶者を求めるのです」

 社会的地位の高い人ほど、かなり高齢でも再婚するケースが多い理由も、この退行現象のメカニズムで考えると謎が解ける。「長年連れ添った妻に対して薄情すぎる」「カネにものを言わせたに違いない」「本当は不倫だったのではないか」などの批判にもさらされがちだ。だが、文字通り、「支えてくれる人を求めていただけ」というケースは少なくない。

 退行現象を受け入れてもらうことによって快感が得られるというメカニズムそのものは、男女共通のものだという。

 では、どうして女性はグループ交際を望み、1対1のパートナー関係を避けるのか。

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