記事詳細

【ぴいぷる】AI時代に活路開く『知の宣教師』 経済学者・野口悠紀雄氏「今でも世の中は“邪教”に満ちている」 (2/3ページ)

 無論、自身の勉強は今も続いている。その対象は語学だけをとっても、ロシア語、中国語、イタリア語と幅広い。「ロシア語はキリル文字がなかなか読めなくて断念していましたが、最近AIの進歩で自動翻訳ができるようになり、勉強を進めるのに便利になりました」と説明する。

 年齢を重ねると、考え方が保守的になり、AIをはじめとする新技術に抵抗感を覚えがちだが、柔軟に対応している点に驚かされる。

 ホームページの作成、更新を自ら行い、スマートフォンの音声認識機能を原稿執筆に活用している。AIの進歩で、午前中にアウトプット、午後にはインプットという基本的な生活パターンが少し変わったという。

 「AIによって、肉体が疲れていても仕事ができるようになりました。スマートフォンの音声入力で原稿が書けるようになってきたんです。今までは午後になると、PCの前に座って原稿を書くのが疲れていました。だからインプットしていました。でも、今はソファに寝転がったまま原稿が書けます。いくら疲れていても原稿書きの仕事をやってしまうということになってきたので、医学上『これで大丈夫なのか』と心配しています(笑)」

 著書などを通じて社会へのアウトプットを積極的に続ける自らを、「宣教師」と呼ぶ。

 「私の言っていることこそが正しいので、間違った考えに惑わされるなということです。『「超」整理法』はそういったメッセージを非常に強く主張しています。今までの整理法はみんな間違いだから、方法論を教えてあげますと言っているんです。『邪教』に惑わされてはいけないということです」

関連ニュース