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【ぴいぷる】AI時代に活路開く『知の宣教師』 経済学者・野口悠紀雄氏「今でも世の中は“邪教”に満ちている」 (3/3ページ)

 そのスタンスは経済学者としても変わらない。近年では、仮想通貨「ビットコイン」やブロックチェーンについて日本では懐疑的な見方も多かったなか、その将来性を評価し続けてきた。

 「私の考えでは、今でも世の中は邪教に満ちています。だから本を書いているんです」と話す宣教師は今後、どんな教えを広めるのか。

 「たくさんありますよ。特にAIについて、みんな一体何ができるかということを知らないで騒いでいる。あるいは『AIを使ってこんなことができる』と言っているけれど、そんなことできるはずないのに言っている場合が多い。AIに関係したことについては、いろいろ言いたいことがありますね」

 好奇心の種は尽きそうにない。 (ペン・森本昌彦 カメラ・三尾郁恵)

 ■野口悠紀雄(のぐち・ゆきお) 経済学者。1940年12月20日、東京都生まれ。77歳。東京大学工学部を卒業後、大蔵省(現財務省)に入省する。72年にエール大学でPh.D.(経済学博士号)を取得し、一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授などを経て、2017年から早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。『情報の経済理論』『財政危機の構造』『バブルの経済学』など著書多数。ウェブサービス「note(ノート)」でも情報発信している。

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