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ノーベル賞・本庶氏の発見を「オプジーボ」開発につなげ… 小野薬品株が年初来高値

 ノーベル医学・生理学賞賞を受賞した本庶佑氏の発見を、がんの免疫治療薬「オプジーボ」開発につなげて収益が急拡大したのが大阪の中堅製薬会社、小野薬品工業だ。2日午前の東京株式市場で同社の株価が一時、220円高(6・8%)の3430円まで急騰、年初来高値を更新した。

 小野薬品によると、社員の1人が研究員として本庶氏の研究室にいたことがきっかけで共同研究を開始したという。同社の2018年3月期の連結売上高は、14年3月期の約1・8倍に。薬価引き下げの影響はあるが、オプジーボが業績を牽引(けんいん)している。

 また、1日に小野薬品と新規抗体作製に関する追加業務委受託契約を締結したと発表したマザーズ上場のバイオベンチャー、カイオム・バイオサイエンスが一時、ストップ高まで上昇した。

 ジャスダック上場のバイオベンチャーのデ・ウエスタン・セラピテクス研究所も、本庶氏が科学顧問を務めているといい、一時7%超上昇する場面もあった。