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【新・兜町INSIDE】日経平均が“鈍感”に… 銘柄入れ替えで「除数」引き上げ

 日経平均株価の値動きが次第に重くなっていきそうだ。日経平均を計算する際の「除数」が2日から引き上げられたためで、個別企業の株価変動による影響度が小さくなり、日経平均は相場の変化に対して鈍感になりつつある。

 技術的な話だが、日経平均は主要225銘柄の株価を原則として50円額面に換算して合計。これを「除数」で割って算出する。これまで除数は26・950だったが1日から26・993に修正された。

 株価の安い古河機械金属を除外して株価の高いサイバーエージェントを採用する銘柄入れ替えを実施するに当たり、前後で日経平均にずれが生じないようにするための措置だ。定期入れ替えのたびに低株価銘柄の除外と高株価銘柄の採用を繰り返すと、除数がどんどん大きくなる欠点がある。

 日経平均の大規模な銘柄入れ替えのあった2000年4月まで、除数は10・18。現在の3分の1だ。このため、個別銘柄が100円上昇すれば、かつて日経平均の10円高に相当していたが、今では3円程度の上昇にしかならない。

 【2018年10月3日発行紙面から】

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