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【男のみ・だ・し・な・み】リタイア男たちへ もっと街を楽しもう! (1/2ページ)

 日曜日に日本橋でランチをしていたら、両脇の席にリタイア後の夫婦が案内されてきた。2組のご主人が昔なじみの店に奥さんを誘ってのことらしい。丸の内や大手町、日本橋など一流企業が集まるオフィス街の飲食店に夫婦連れで食事をしている光景をよく見かける。

 それを見て私は、昔の職場近くのランチ処に奥さんを案内するなんてと思ってしまう。もっと違った場所へ連れて行けないのは、現役時代にそういう場所や店を開拓してこなかったからだろう。

 私が週末に街歩きをしている下町では、高齢者たちが旗を掲げた人に案内されているのを多く見かけるが、なぜ1人歩きできないのかと思う。現役時代に1カ月に1回ぐらい週末の1日を、自分1人で行動していればそんなこともないだろうに。

 図書館に行くと圧倒的にリタイア後の男性が多い。黙々と新聞や雑誌を読みふけっていて誰とも話をすることがない、これでは横のつながりもできない。一方、奥さんたちは子供のPTAや同窓会、カルチャーセンターなどで密な横のつながりを楽しんでいる。だからドヤ顔でランチに連れて行っても、私の方がもっといい店を知っていると思われているに違いない。

 私は街に出かけて出会った人たちに、素朴な疑問をぶつけている。そんなことで91歳の唐辛子屋と87歳のたばこ屋の看板娘、五十年余仕事している理容師や若い硝子研磨マイスターなど、たくさんの人生の先輩や後輩の人たちと仲良くなって刺激をもらっている。

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