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【男のみ・だ・し・な・み】「金襴」で作ったバングル、Xマスプレゼントにどう? (1/2ページ)

 金襴緞子(きんらんどんす)という言葉を聞いて諸兄は「花嫁人形」を思い浮かべるだろう。大正12(1923)年に蕗谷虹児(ふきや・こうじ)が作詞し、杉山長谷夫が作曲した童謡に“金襴緞子の帯締めながら 花嫁御寮は何故泣くのだろ”と歌われているので、金襴緞子は1つのものと思われるかもしれないが金襴と緞子は別物である。

 金蘭は絹の綾織地に金糸で紋様を織りだした織物で、緞子は朱子(しゅす=サテン)織地に朱子織の裏組織を組み込んで紋様を織りだしたもの。僧侶の袈裟(けさ)や仏壇に飾る敷物(内敷)、茶道具の名物裂(きれ)などに使われている金襴は、薄暗いお寺の本堂の中でも金の輝きでまわりを照らし極楽を表現するための特別の西陣織である。

 金襴を4代にわたって創り続けている京都の「西陣 岡本」という工房では、美しい金の輝きを表現するために織り方に工夫を凝らしていて、極細の朱色の絹糸で金の部分を押さえている“からみ糸”が特徴。朱色の糸が金の光を邪魔しないでより美しく光らせる。

 金襴の美しさに魅了されたのが「kitakikaku」(http://www.kitakikaku.tokyo)のデザイナー、喜多理恵さん。西陣 岡本の“西陣織金襴”を使ったアクセサリー作りをしているが、初めて見た金色の美しさと絹糸の色鮮やかさに魅了されたのをきっかけに西陣 岡本とコラボレーションでデザインしたクラッチバッグがこの夏、日本のおもてなし心あふれる商品・サービスを発掘・認定し国内外に発信するOMOTENASHI Selectionに選ばれた。

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