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【経済快説】スルガの「処理」発表はあるのか… あなたの銀行預金は大丈夫? (1/2ページ)

 ここ2、3週、筆者は週末ごとに気にしていることがある。読者には過剰反応してほしくないが、それは、スルガ銀行に対し、他行との経営統合、公的資金の投入といった「処理」の発表があるのではないかということだ。わが国の銀行の経営破綻や合併、外国の銀行破綻などは銀行の資金取引が止まる週末に発表されて土日のうちに処理が発表されるのが常だった。

 「週刊ダイヤモンド」(11月24日号)によると、4月から6月にかけて約2180億円、7月から9月にかけて約4556億円の預金がスルガ銀行から流出したという。また、スルガ銀行の住宅ローン債権を担保に日本銀行が2000億円規模の資金を供給する準備をしたという報道もあった。

 スルガ銀行からの預金流出の急加速に備えて、資金繰りを支える準備をしていると解釈できる。

 スルガの不動産ローンの大きさと、同行が他行が貸さない案件の駆け込み寺的存在だったことを思うと同行の経営が盤石だとはとても言い難い。

 日銀も含めて当局は資金供給の準備をしているし、金融システム全体への影響を考えると「スルガを単純に潰しはしない」という判断に傾くと予想されるのだが、これは常識的な憶測に過ぎない。「絶対に大丈夫だ」と言える根拠はない。

 今は、スルガ銀行の預金者は自分の預金について状況を確認しておくべきだし、スルガ銀行以外の預金者も「自分の預金は大丈夫か」「いざという場合にはどうするのか」といったことを確認しておくべき時だ。

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