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【田村秀男 お金は知っている】孫氏と一部メディアは「ファーウェイ問題」言及なし… 何とも異常なソフトバンク上場フィーバー (2/2ページ)

 トランプ米政権はSBGのパートナー、ファーウェイに制裁を加え、日本を含む同盟国に対してファーウェイ、同じく中国共産党の支配下にあるとして通信機器大手、中興通訊(ZTE)の機器を使わないよう求めると同時に、2社と取引する外国企業に対しては制裁する構えだ。安倍晋三政権も政府調達からこの2社を排除する。

 SBGは米国で通信子会社スプリント、英国で半導体設計会社アームを傘下に置いている。しかも、ソフトバンクは第4世代(4G)の通信ネットワークの基地局の多くにファーウェイ製を採用している。トランプ政権から制裁を食らうようだと、グループ全体が根底から揺らぐことになる。そうなれば、グループの有利子負債13兆円が金融市場全体にのしかかる。

 孫正義会長兼社長は第5世代(5G)の通信ネットにはファーウェイ、ZTE製を採用しない決断を下したようだ。しかし、ソフトバンクの5Gは既存の4Gとの結合が容易なファーウェイ製を前提に敷設準備してきた。他社製に切り替えるためには技術的に手間取るし、コストも高くなる。設置済みのファーウェイ機器はそのままだ。まさに前途多難である。

 なのに、孫氏も周りのメディアも口をつぐむ。初心者を含む個人投資家に総額2兆円以上の株を売りつける証券会社と、超大型上場と盛りたてる日経。異常だとは思わないのかね。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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