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【介護離職に備えよ】正しい知識の共有で「特殊詐欺」を防げ (1/2ページ)

 相変わらず、特殊詐欺の被害が後を絶たない。「会社の小切手が入ったカバンを落とした」など、子供や孫の“非常事態”を装って金を用意するよう依頼してくる「振り込め詐欺」を連想する人は多いと思うが、今はそんな単純な手口の詐欺ばかりではないらしい。

 子供だけでなく、会社の上司や同僚、警察官など複数の人物が登場する“劇場型”に代表されるような、最初から詐欺だと思わせないための巧妙なストーリー仕立ての詐欺も少なくない。

 また、最初の電話ですぐにお金の話を持ち出すのではなく、「果物を送るよ」などと親孝行を装って喜ばせたり、「精密検査を受けることになった」と不安をあおったうえで、後日「異常なし」の結果を伝えて安心させる。その後に「実は…」とお金を要求するといったケースもあるという。お金の話の前に別の会話を入れることで、本物の子や孫からの電話だと思い込ませ、警戒心を薄れさせるのだ。

 このような複雑かつ巧妙化した詐欺師の手口に巻き込まれ、老後の蓄えを奪われてしまうと、親も子も深刻なダメージを受ける。

 詐欺の被害に遭わないためには、今はどんな詐欺が横行しているのかを知ることだ。特殊詐欺に関する正しい知識を持ち、お金を支払う前に「これは詐欺だ」と気づけるかどうかが被害を防ぐカギになる。

 警視庁や市町村、消費者センターなどのホームページでも、さまざまな特殊詐欺の手口とその対策が紹介されている。だが、ネットが苦手な親世代には、そうした情報を得ること自体、ハードルが高いだろう。

 だからこそ普段から、子や孫が特殊詐欺についての知識を身に付け、親に今どんな詐欺が横行しているのか、そしてどう対応したらよいのかを共有しておくことが大切だ。

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