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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「聖」》5日遅れのクリスマスプレゼント (2/2ページ)

 だが、米国復帰の実現は遠い。トランプ大統領は11月の中間選挙で、下院を民主党に渡したものの、保護主義にますます傾斜している。中国との貿易戦争は来年も引き続き世界経済の中心的な話題となるだろう。日米物品貿易協定(TAG)の交渉開始も近づいている。こうした状況でトランプ大統領がTPP復帰に応じるとは考えにくい。

 米国以外のメンバー拡大も難航しそうだ。もともと複数の国がTPP参加に関心を示していたが、政府関係者によると、現時点で本気で合流を検討しているのはタイのみだ。早くから名乗りを上げていたコロンビアでは急速にTPP待望論がしぼみつつあるといい、台湾の名前も最近は聞かなくなった。英国も欧州連合(EU)からの離脱が不透明になってきた。

 ここから先は、実質的にTPPのとりまとめ役を担ってきた日本の責務がより重くなってくる。11カ国は首脳会合と今後の運営方針を協議する閣僚級の「TPP委員会」の初会合を来年1月下旬に東京で開く方向で調整している。安倍晋三首相も出席し、TPPの船出を世界に華々しく発信する算段だ。

 来年は日本が国際社会の主役を目指すにふさわしい年だ。天皇陛下の譲位、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の開催、ラグビーのワールドカップ(W杯)など、イベントがめじろ押しだからだ。自由貿易の重要性を発信するチャンスに恵まれている。来年の今ごろは、もっと多くの国がクリスマスプレゼントを享受していることを願いたい。

 みなさんが「サンタさん」の正体を知ったのはいつでしょうか。私は小学校2、3年のころ、両親がプレゼントを置きに来たことに気づき、「あぁ、本当にサンタさんはいないのか」と思った記憶があります。(B)

 【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。12月のお題は「聖」です。