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「現金お断りの店」は、その後どうなったのか? ロイヤルHDの実験 (5/5ページ)

■「現金お断り」の2号店がおもしろそう

 土肥: 「現金お断り」の2号店は、考えているのでしょうか?

 野々村: はい。キャッシュレスだけでなく、調理方法も進化させて、これまでになかった形の店をつくりたいなあと。1号店で提供する料理はすべて冷凍でして、2号店ではその冷凍を楽しんでもらえる形になればなあと。

 土肥: 冷凍を楽しむ? どういうことですか?

 野々村: 馬喰町の店はスタッフが調理しているところを、お客さんは見ることができません。2号店ではキッチンをオープンにして、「テクノロジーのチカラを使えば、こんな料理もつくることができる」といったことを分かっていただければと。分かるだけでなく、実際にお客さんが手を動かせば「このような料理ができる」といった体験も楽しんでいただければなあと。

 それだけではありません。商品をテイクアウトできるようにして、家でも同じように食べることができるようにしたいですね。

 土肥: 冷凍モノよりも料理人が調理したモノのほうがおいしい、といったイメージがありますよね。ということもあって、冷凍モノを隠す傾向があるかと思うのですが、2号店では逆にその手の内を見せるわけですね。

 野々村: 最新の技術を使えば、料理人がフライパンを使ったかのように、油であげたかのように、鉄板で焼いたかのように、味を再現することができるんです。このようなことを言うと「本当かな?」と思われるかもしれませんが、適当なことを言っているわけではありません。

 レストランで提供している料理がおいしくなければ、お客さんは来店しません。しかし、当社の場合、売り上げが伸びている。売り上げが伸びているということは、お客さんが料理の味を評価している、という意味ではないでしょうか。

 土肥: 2号店はいつオープンするのでしょうか?

 野々村: 秋前に、オープンできればなあと。冷凍の概念が変わるような店をつくりたいですね。

 (終わり)

ITmedia ビジネスオンライン

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