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【榊淳司 マンション業界の秘密】新築マンション“買い場”到来! 値引きで買える最大のチャンス、HPにヒント (1/2ページ)

 私は東京23区とその近郊で販売される新築マンションをほぼすべてチェックしている。ここ3年ほどの傾向だが、価格が高くなり過ぎたので売れ行きがよろしくない。建物が竣工しているのにまだ販売が続いているケースをよく見かける。

 あるいは、マンションの規模が小さいのであえて建物が竣工してから販売を始めるケースも多くなった。その場合、敷地外にモデルルームを仮設しなくてよいので、費用が節約できるのだ。

 どちらの場合も売主としては1日でも早く全住戸を売ってしまいたい。特に多くの企業は3月末が決算である。そこまでに引き渡しを終えて、販売代金を回収したいのだ。だから、新築マンション市場では例年1月と2月はいちばんの書き入れ時になる。

 購入者サイドも「3月中に引っ越ししたい」というニーズを持った人が少なくない。4月から子供が入学したり、あるいは親の転勤先での勤務が始まるからだ。その結果、1月と2月、3月上旬までは売主、買い手の双方がヒートアップする。

 ある意味、買い手側にとってはチャンスである。なぜなら、焦った売主側が値引きを提案してくることも多いからだ。買い手側から値引きを要求しても通りやすくなる。

 私が見ている限り、「供給戸数連続1位」を掲げる財閥系大手と中堅のもう1社を除いて、ほとんどのデベロッパーは値引きを行う。ただ、それは「定価で売れない場合」に限られる。普通に売れる住戸をわざわざ値引きする必要はない。

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