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【新・兜町INSIDE】ドル円「1月効果」は的中率71% 分岐点は107円85銭

 外国為替市場では、ドル円の「1月効果」が知られている。1月に為替が円高に動けば、その年は円高になるというもので、過去の的中率は7割以上。この種の相場法則の中では、驚異的な高率を示している。法則が成り立つメカニズムは不明だ。

 昨年は1ドル=112円台半ばで取引がスタートし、1月末は108円台と4円近くの円高。1月寄り値と12月終値との対比では2円を超える円高となり、「1月効果」通りの結果となった。

 みずほ証券が9日付で発行した投資家向けリポートによれば、「1月の円高」かつ「年間の円高」となったのは、昨年までの45年のうち32回もあった。勝率は71・1%にも上り、市場関係者の間で話題となった。

 今年1月は107円85銭で取引が始まっている。「1月効果」が今年も有効とすると、1月末のレートが1ドル=107円84銭よりも円高なら今年1年は円高の年ということになりそうだ。トレーダーにもエコノミストにも解明できない法則が為替市場を動かしているのだろうか。

 【2019年1月21日発行紙面から】

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