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【凄腕アナリスト ザ・覆面】燃料電池と水素ビジネスで注目「加地テック」 今期75%増と特大の経常増益率 (1/2ページ)

 令和相場のスタートとともに3月期企業の決算発表が本格化する。今年の場合はゴールデンウイーク(GW)が10連休と長期化したため、決算発表と決算説明会が例年以上に集中化する。そのためアナリストも担当業種のすべての企業の決算をチェックするには時間がかかるほか、大型銘柄の決算調査を先行させて中堅、小型銘柄の分析まで手が回らない状況となっている。

 逆に言えば、今年の場合は3月期決算の中小型株で有望株を早目に発掘できる好機が到来しているとも言える。GW入り直前の4月26日の大引け後に3月期決算発表を終えた東証2部上場の「加地テック」(6391)は、今後注目される有望株候補だ。

 加地テックは水冷・空冷式や給油・オイルフリー・オイルレスタイプ等の各種圧縮機に強いメーカーで堺市に本社を置く。来年、創業115年を迎える老舗企業で、2年前から三井E&Sホールディングス(三井造船の持ち株会社)の連結子会社となっている。

 ガスコンプレッサ、CNG(圧縮天然ガス)コンプレッサ、ペットボトル成型用コンプレッサなどを主力製品として、低公害車・天然ガス自動車(NGV)の圧縮天然ガス充填所(エコ・ステーション)用オイルレスコンプレッサを世界で初めて製品化。国内トップメーカーの地位にもある。

 しかし、近年は燃料電池用高圧水素ガスコンプレッサを手掛けることから「燃料電池」と「水素」ビジネスで注目度を高めている。昨年5月には、「国際間水素サプライチェーン実証プロジェクト向け圧縮機の受注」をリリースしている。

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