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【渡邉美樹 経営者目線】新時代の教育ビジョン 今後重要なのは「想像力」や「問題解決力」 (2/2ページ)

 郁文館夢学園では、夢をかなえた各界の一流の人をロールモデルとして招く「夢達人ライブ」を実施し、「夢手帳」という、夢達成に日付を入れ、そこから逆算し今日すべきことを計画化する生徒手帳を使い、校歌は「君の夢がかないますように」と、とにかく夢を意識させている。将来の夢は、起業家や上場企業の経営者という生徒には、日本ではじめて高校生版MBAまで実施している。夢教育で、成績を伸ばし、東大に進学していく生徒もいれば、一方で、陸上で五輪に出場した生徒もいる。

 私の考えた学園のスローガンは「25歳人生の主人公として輝いている人材を育てます」。高卒の18歳、大卒の22歳前後に節目を置く一般的な考えと、ゴールの置き方が違っている。大事なことはその先の人生のスタートラインである。

 そうした学校経営をしている中、06年、第1次安倍内閣の教育再生会議のメンバーに選ばれた。私はまず、高校卒業試験の設置を訴えた。大学全入時代、経営のため、名前さえ書けば入学させる大学もあるという。「大学にいくのが当たり前」との考えは変えないといけない。

 次に、教育専用のバウチャー(引換券、金券)を支給し、自由に公立・私立を選択させればいいと、バウチャー制度を訴えた。親もバウチャーを支払うにあたり、教育をより意識し、学校側も公立・私立問わず競争する努力も生まれる。

 近年の動きで大きかったのは、センター試験が変わったことだ。試験が変われば、教育も変わると私も思う。少子化が進む中、従来の「大学に行くのが当たり前」という考え方では国力を増強できない。新時代に即した教育にしなければいけない。

 今では、郁文館グローバル高校を卒業した生徒が、日本でなく海外の大学に進学している。塾を1つ作りたいと書いた私の夢もだいぶ大きく育っている。(ワタミグループ創業者・参院議員、渡邉美樹)

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