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【ABS世代が「シニア」を変える】「人間の固定概念」は商機を逃す!? サザエさん「磯野夫妻」と「唐沢夫妻」にみるシニアイメージ (1/2ページ)

 現在のシニア調査には問題点が2つあります。ひとつは前回提言した「60歳以上」をシニアとして「十把一絡げ」で捉えていること、そしてもうひとつは「人間の固定観念」です。

 私(鈴木)が所属している(一社)日本元気シニア総研の創設者・富田眞司顧問は常々、「シニアの有益な調査リポートが少ない」と発言しています。それは固定観念で考えた仮説をもとにしたアンケートだからです。

 私は39歳で再開したディスコ通いを現在まで20年間続けるなかで交友関係から対話を繰り返し、結果的にVOC(Voice of Customer=顧客の声)収集を行ってきました。

 「現場に出かけ、人との対話を通じて世の中を知る」、そして「仮説力を磨く、ニーズを洞察する」ことの重要性を再認識したのです。現場や顧客の本音を知ると、いかに固定観念にとらわれたマーケティングが行われているのかがよくわかります。

 人間は基本的に、高齢になると「夢は無くなる、体が悪くなる、先細っていく…」という固定観念があります。実際、自分が年齢を重ねるとそんな気がしてくるのです。しかも、本人の意識以上に周囲や社会そのものが「年寄り扱い」することから暗示をかけられ、自分は老けた…とさらに思い込むのです。

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