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【新・モノ言う株主】外資系の“物言う株主”に再び動き!? 不気味な香港系オアシス…次の主戦場はパソナか (1/2ページ)

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 一時期鳴りを潜めていた外資系の物言う株主だが、再び動きが活発になっている。新たに日本へと上陸した香港のオアシス・マネジメントや米国のエリオット・マネジメントがその主役である。

 イスラエルで従軍歴を持つセス・フィッシャー氏が率いるオアシスの名が日本で知られるようになったのは2017年に起きたパナホームを巡る攻防戦がきっかけだ。

 当時、親会社のパナソニックは株式交換でパナホームを完全子会社化する計画を進めていた。そこにオアシスは割って入った。約110億円を投じ約9%のパナホーム株を買い集めたのだ。

 「プロテクティング・パナホーム」

 前後してそんなタイトルの特設サイトが現れる。パナソニックの提示よりパナホームの企業価値はもっと高いはずだというオアシスのキャンペーンが始まったのである。「皆様から始めましょう」--。オアシスはそう呼び掛けていた。

 結果、パナソニックは株式交換を撤回、TOB(株式公開買い付け)へと手法を変更する。オアシスは買い占め株の6割をTOBに差し出し54億円の利益をひとまず確定。続く臨時株主総会でも会社提案に反対し、さらなる買い取り価格の増額を迫った。さすがにこれは失敗に終わるが、キャンペーンで得た利益は計74億円に上ったとみられる。

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