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【大前研一 大前研一のニュース時評】「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は孫正義氏の“打ち出の小づち”!? (2/2ページ)

 SVFというのは、サウジアラビアなどと17年に発足させた10兆円規模のハイテク投資ファンド。今年5月の時点で約80社に投資している。出資または買収した企業には、半導体メーカー「エヌビディア」や起業家のためのワークスペースを提供する「ウィーワーク」などの将来大化けしそうなところも挙がっている。

 このSVFが約7%出資する米国のビジネス対話アプリの「スラック・テクノロジーズ」が20日、ニューヨーク証券取引所に上場した。初値は38ドル50セントで、NY証取が事前に示した参考価格の26ドルを大きく上回る水準。終値の38ドル62セントで換算した時価総額は約195億ドル(約2兆円)と、今年の上場ではウーバーテクノロジーズに次ぐ2位の規模になった。SVFはウーバーの筆頭株主でもある。

 計算上、スラック株を売却するとSVFに1400億円がキャッシュとして入ってくることになる。

 19日のSBG定時株主総会で、孫さんは「SVFの社員数が400人を超え、近いうちに1000人に達する見通しだ」と述べた。さらに、第2のSVF設立に向けて投資家と条件交渉に入るという。

 ついでに、孫さんは「69歳で次の経営陣にバトンを渡す」と述べ、あと8年はやることを宣言していた。これだけ風呂敷を広げてしまえば、まだまだ第一線から退けない、ということなのだろう。

 ■ビジネス・ブレークスルー(スカパー!557チャンネル)の番組「大前研一ライブ」から抜粋。

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