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【銀行から「金行」へ】令和の新たな「銀行像」とは? 生き残りのカギは「シニア層」 老後資金不足を助ける存在に (1/2ページ)

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 次の一万円札の肖像となる日本の金融・産業界の父、渋沢栄一が、「bank(バンク)」の訳語として当初考えていたのが「金行」だという。

 結局、「金行」ではなく「銀行」になったが、その理由は明治初期の金融の中心は東京(江戸)でなく大阪で、上方では銀本位であったためだとの説もある。

 その訳語から外れた「金行」をキーワードに、令和の新たな銀行(ニューバンク)像について論じる。

 参院選では老後資金が2000万円不足するという問題が争点になっている。そもそも現在の受給レベルの年金で老後を暮らせるのかというと、「恐らく足りない」というのが筆者の目下の結論だ。

 現在の年金制度では受給年齢を引き上げても金額を減らしても、とうてい100年どころか、10年ももたないと考える。ゆえに私たちは自衛手段を講じる必要があるが、その助けになる存在が銀行だ。

 令和の銀行は平成・昭和のそれと違い、より弱者に目を向けなければならない。その一つがシニア層への手厚い支援だろう。具体的には「“改良された”リバースモーゲージ」であり、シニア向けの「生活資金用カードローン」である。

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