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低調な株式市場だけど…ひっそり高値更新「NEC」「NTT」「日立」 大型銘柄に注目 (1/2ページ)

 東証1部の売買代金が2兆円割れするなど低調な東京株式市場。外国人投資家の日本株離れも指摘されるなか、実は日本を代表する大型株が今月に入って相次いで年初来高値を更新しているのだ。

 4日に4480円と、リーマン・ショック直後の2008年10月以来、実に10年9カ月ぶりの高値を記録したのはIT大手のNECだ。1月の安値3230円から、半年で4割近くも上昇している。

 この10年間に経営計画の未達や、不採算事業や合弁ビジネスからの撤退を繰り返すなどネガティブな話題が多かったNECだが、「目標株価8100円」とした大和証券のリポートによると、構造改革が一巡し、ようやく収益改善に結び付きそうだという。

 国内通信事業最大手のNTTは5日に5198円と年初来高値を更新。1月の安値4412円から約17%上昇した。

 NTTは内需の超大型株で、外部環境の影響を受けにくい。銀行系証券のストラテジストは「世界的な金利低下の中で、不動産投信や好配当利回り銘柄が物色されている流れを受けたものだ。旧電電公社である同社は減配リスクが非常に少ないとして好まれている」と解説する。

 子会社については、ITサービス大手、NTTデータも旺盛な設備投資需要を背景に4日に年初来高値を更新した。一方、NTTドコモは携帯料金引き下げの影響が懸念されるが、「NTTの株価に織り込み済みといえるのではないか」(同)という。

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