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【シニアライフよろず相談室】1000万円で子供の自宅購入サポート リバースモーゲージ活用法 (1/2ページ)

★リバースモーゲージ(4)

 今回は、東京スター銀行のリバースモーゲージ「充実人生」で息子さんの自宅購入をサポートした事例を紹介します。

 東京都の郊外に在住の田中さん(70)=仮名=は、私立高校の教員として長年勤務し、65歳の定年後も教育関係の仕事に従事、70歳の誕生日にリタイアしました。

 その田中さんが、定期預金1000万円を解約しに東京スター銀行に来店されました。話を詳しく聞くと、次男(34)のマンション購入をサポートしたいとのことでした。長男の自宅購入のときも援助したので、次男にも平等にしてあげたいとの気持ちの一方、夫婦ともに年をとって何があるかわからない不安もあり、いずれは子供たちに資産は相続させたいが、今は手元にお金を残しておきたいとの気持ちもあるようでした。

 そこで、相続をどうしたいと考えているのか、資産状況を紙に書き出すことを勧めました。自宅資産4500万円、預貯金2500万円、投資信託1200万円、生命保険の死亡一時金1000万円などが書き出されました。

 預貯金2500万円は夫婦で消費するものと考え、自宅は子供たちが処分して均等に分けることを希望していることなどが明確になってきました。また、自宅を担保にリバースモーゲージで1000万円の融資枠を設定しても、夫婦が亡くなった後は投資信託や生命保険で返済できることがわかってきました。田中さんは、リバースモーゲージを利用して、手元に現金を残しながら、安心して次男の住宅資金の援助ができました。

 高齢者から若年層への所得移転は国も推奨しており、住宅資金贈与の非課税枠や相続時精算課税の制度も設けられています。両制度を活用すれば、優良住宅購入資金であれば最大3700万円まで非課税で贈与することも可能です。なお、相続時精算課税選択の特例の場合は、相続時に改めて相続財産に加算されるので、相続税の節税効果は期待できません。

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