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ポカリスエット“爆買い”香港と“不買運動”中国の板挟みに… 逃亡犯条例めぐり (1/2ページ)

 大塚製薬の清涼飲料水「ポカリスエット」が香港と中国の板挟みになっている。いわゆる「逃亡犯条例」改正案への抗議運動をめぐり、中国寄りとされる香港の民放テレビからCMを引き揚げたところ、香港では支持されてバカ売れしたが、中国本土では不買運動に発展しかねない事態に。日本の大塚製薬は戸惑いを隠さない。

 発端は、現地法人の香港大塚製薬がフェイスブックでユーザーに送ったとされるメッセージ。香港の「TVB」から広告撤回を決め、社会的関心に対応するよう促したことを明らかにした。

 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に関して、TVBは「香港政府寄り」、つまり中国本土寄りの報道をしているとして民主派の若者を中心に批判が集まっていた。

 メッセージがSNSなどで拡散されると、香港では「(撤回は)素晴らしい判断だ」と称賛の声が集まり、ポカリを大量購入したとみられる写真を相次いで投稿された。

 これに対し、中国では一部ネットユーザーが「暴徒を支持した」などと非難し同製品の不買を呼びかけた。中にはポカリを「毒だ」などと無根拠の中傷を浴びせるユーザーまで現れた。

 日本でも大塚製薬の判断を支持する人から「香港加油(がんばれ)!」というメッセージがみられた一方で、「大塚製薬は地雷を踏んだ」という厳しい声もあった。

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