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【こんな時代のヒット力】“地元ならではの味”をチップスで再現! カルビー「ラブジャパン」プロジェクト (1/2ページ)

 「滋賀の鮒ずし味」「兵庫のぼっかけ味」「秋田のいぶりがっこ味」…。地元以外でそれらの味のポテトチップスの想像がつくだろうか。

 スナック菓子大手のカルビー(東京都)が一大プロジェクトに挑んでいる。地元の人に愛される、47都道府県“地元ならではの味”をポテトチップスで再現。地域や日本を元気にする「JPN(ラブジャパン)」プロジェクトである。

 コンセプトは「地元の味を愛すれば、日本がもっと好きになる」。2017年から始まったプロジェクトでは、これまで99種類のご当地の味を発売してきた。

 きっかけは、16年、東日本エリア11県限定で発売した「ポテトチップス いかにんじん味」の成功だった。いかにんじんはスルメとにんじんを、しょうゆと酒、みりんであえた福島県中通り地方の郷土料理。同社の伊藤秀二社長が福島出身だったことから、東日本大震災の復興支援を目的に開発された。これが発売1週間で10万袋を売り切り、限定ものでは異例の再発売となった。

 開発は、都道府県庁に電話し、開発趣旨を説明することから始まる。地元の味といっても数多く、絞り込みは容易ではない。味の候補が100近くになる自治体もある。行政の担当者、カルビーの現地担当者、本社スタッフらによるワークショップを立ち上げ、メンバーによる絞り込みを行う。さらに数十回の試食を繰り返し、メンバーが納得したものを商品化する。

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