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【バフェットの次を行く投資術】空圧制御機器が世界首位「SMC」の技術力 知られざる日本の優良企業 (1/2ページ)

 ITに対する熱狂もそろそろ冷めてきたようである。1950年頃から始まったコンピューターの発展や90年代から本格的に広まったインターネットなどの通信の飛躍は、社会の構造を変えるほどの衝撃を与えた。

 しかし、そのような激震は、ピーター・ドラッカーが指摘するように、グーテンベルクの「活版印刷」が発明・普及したときにも起こった。当時、無数のベンチャー印刷会社が勃興し、経営者や印刷工は社交界の花形で、舞踏会では大もてであったという。

 今でも印刷技術は重要だが、問題は印刷する中身だ。ITやインターネットも、プログラムそのものではなく、それらを何に活用するかが重要になってくる。

 その一例が、日本が得意とする工作機械やロボット産業である。わかりやすい例は「IoT」と呼ばれるコンピューターと通信との融合だ。

 中国のファーウェイや韓国のサムスンの製品も、日本の工作機械やロボットがなければ製造が困難だ。日本の優れた製造メーカーは無数にあるが、あまり知られていない企業を紹介したい。

 SMC(6273)は、FA(ファクトリーオートメーション)空圧制御機器で世界首位であり、世界中の81カ国に400以上の営業拠点を展開している。国内シェア6割、海外シェア3割で、ドイツのフェスト社と世界2強である。

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