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【サラリーマンサバイバル術】「引き継ぎ」の残業代、支払われるべきでは? (1/2ページ)

 【Q】 医療機関で働いています。夜勤で働いた同僚からの引き継ぎを行うため、毎朝、就業開始時間より15分早く出勤するよう上司から言われています。ただ、その時間は給料に反映されていません。日中の患者の観察記録も日報として記録するよう指示されていますが、それも「就業後に短時間で書くように」と言われ、残業とみなしてもらえません。本当は残業代が払われるべきなのではないでしょうか。(40代、女性)

 【A】 労働時間については、「使用者の指揮命令下に置かれている時間であり、使用者の明示または黙示の指示により労働者が業務に従事する時間は労働時間に当たる」という考え方が国から示されています(=厚労省『労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン』)。

 労働時間に該当するか否かは、労働契約や就業規則などの定めによって決められるものではなく、客観的に見て、労働者の行為が使用者から義務づけられたものといえるか否か等によって判断されます。使用者の指示により、就業を命じられた業務に必要な準備行為や業務終了後の業務に関連した後始末を事業場内において行った時間も、労働時間に該当します。

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