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【渡邉美樹 経営者目線】「ホワイト路線」ワタミの新戦略! 人生最大の夢に挑戦 外国人材と仕入れ力が重要 (1/2ページ)

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 7日にワタミ会長復帰と新事業戦略の発表会見を開いた。目玉は、ワタミが農業テーマパークを建設することの表明だ。

 震災から丸10年の2021年3月11日に岩手県陸前高田市にオープンする「ワタミオーガニックランド」は、東京ドーム約5個分の敷地面積で、地球の未来を考えた、完全循環型をコンセプトに掲げる。隣は、国立の復興記念公園だ。

 世界中の人が足を運ぶこの場所で、本来、地球はこうあるべきという「持続可能な社会(SDGs)の理想モデル」を示したい。津波の後の場所での新たな土作りにはじまり、1次では、有機農業で育てる農作物に、ニワトリがいて牛がいる。2次では、卵も牛乳も、そこで加工し、3次では、レストランを運営し加工品販売をする。ランドの電力はすべて再生エネルギーでまかない、そこで出る生ゴミをまた土づくりに循環する。「6次産業+環境」のワタミモデルを形にする。

 先日、国連で16歳の女の子が地球の未来を危惧し、こうスピーチした。

 「生態系は破壊しつつあるのに、あなたたちが話すのはお金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話だけ」

 痛烈な批判は、その通りである。世界中の大人や企業は、今、彼女の問いかけに、行動を迫られている。ワタミは、そのフロントランナーとなりたい。第二の創業は、このオーガニックランドをはじめ、SDGs経営を柱に据える。

 会見では、労働環境の改善が進み「ホワイト基準」をクリアしている現状を報告し、今後もその「ホワイト路線」を堅持し「社員の幸せ」がいちばんだと断言した。その上で、適切な労働環境と企業収益の実現には、「外国人材の活用」と「圧倒な仕入れ力」が重要であると述べた。

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