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【定年起業への挑戦 実践編】“世界最高齢プログラマー”が魅せる「楽しい」からの導入 (1/2ページ)

 若宮正子さん(84)は世界最高齢のプログラマーであり、高齢者向けのアプリを開発したことで米国アップル社ティム・クックCEOに招かれたことで知られる。そんな若宮さんはもともと銀行に勤めていたが、定年近くなってパソコンを習得、パソコン通信上の活動で知られる存在となった。

 そして地元の主婦に自宅でパソコンを教え始めたのだが、そこでExcelを使ってデザインする「エクセルアート」を編み出した。枠を塗りつぶしたりグラデーションをかけたりして、美しいもよう作りを楽しむ。取材時にはエクセルアートでデザインした洋服を持ってきていただいた。

 「女性は編み物とか好きでしょう。Excelの難しい機能じゃなくて、こういう楽しみ方から入るのがいいと思います」(若宮さん)

 若宮さんはパソコンやインターネットが楽しくて好きなことをしてきただけと笑うが、政府の委員を務めたり、講演会や執筆などにも精力的に活動し、現在は年金の他に青色申告をするほどの収入があると言う。

 「でもお金が目的じゃありません。主に高齢者のデジタル活用を推進するNPOの支援に使わせていただいています」

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