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【シニアライフよろず相談室】債務整理に3つの手続き 「任意整理」は家族や勤務先に秘密のままできる (1/2ページ)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大きく阻害されている経済活動。家計へのダメージは深刻です。自営業や非正規雇用の方の場合、既に収入が減少している方も多いと思います。正社員サラリーマンの方でも残業代の減少やボーナスの大幅カットなど、今後の収入への影響は避けられないでしょう。

 借り入れがある方の中には、返済計画が大きく狂ってしまい、頭を悩ませている方もいると思います。住宅ローン、自動車ローンなどはもちろんのこと、これらよりも金利が高いカードローンやクレジットカードのリボ払いの月々の返済に追われている方にとって、収入の減少は死活問題です。実際、この4月以降、債務整理のご相談が急増しています。

 債務整理とは、借金問題を法的に解決する手続きの総称です。具体的には、主に以下の3つの手続きを指します。

 (1)任意整理

 司法書士や弁護士が債権者である貸金業者と交渉し、「将来の利息カット」と「期間3~5年の長期分割返済」の和解を成立させることによって借金を整理し、現在よりも返済負担を軽くする手続きです。

 (2)個人再生

 裁判所を通じて借金を大幅に減額し、3~5年をかけて分割して支払っていく手続きです。「住宅資金特別条項」を利用することで、マイホームを維持することを目的に利用されることが多い手続きです。

 (3)自己破産

 裁判所を通じて借金を全額免除してもらう手続きです。裁判所が本人の資産・収入と借金の額を比較して支払い不能と認め、「免責許可決定」を出すことで借金がなくなります。ただし、一定以上の価値を持つ資産が処分の対象となるため、住宅などの高価な資産は手放すことになります。

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