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【新・兜町INSIDE】呼吸はぴったり…経産省は日銀追加緩和を把握済み?

 日銀が金融政策決定会合を開いた4月27日、追加金融緩和を察知していたかのようなタイミングで梶山弘志経産相が記者会見して中小企業支援策について説明した。政府・日銀の呼吸がぴったり合っていたためとみられるが、民間エコノミストからは「経産相が日銀の追加緩和を事前に知っていたのではないか」と、日銀会合の形骸化を疑う声が上がっている。

 27日の日銀会合は当初予定の2日間の日程を1日に短縮して開催。国債購入の上限撤廃や企業の資金繰り支援を目的とした社債購入枠の拡大を柱とする追加緩和を決めた。会合終了は午後0時1分で、数分後に金融緩和が正式発表された。

 一方、梶山氏による会見は午後0時半ごろだったが、その3時間前にはすでに報道陣へ会見の案内があった。日銀と経産省がそれぞれ企業支援強化を急いでいたため日銀の緩和発表と経産相会見が連続したのか、政府シナリオ通りに日銀会合で追加緩和が決まったのか、見方が分かれるところだが、日銀と経産省の連携が市場に安心感を与えたのは確かなようだ。

 【2020年5月1日発行紙面から】

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