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【定年後・自走人生のススメ】コロナ禍で「働き方スタイル」の常識が大きく変わろうとしている 日本の労働市場でも「変化の波」到来 (2/2ページ)

 これに対して「ジョブ型」では、「仕事に人をあてはめる」というイメージに近い。ジョブ・ディスクリプション(職務記述書)に記載された、担当業務の内容や範囲、勤務地、給与などを見て、労働者は応募することになる。採用された後は、ジョブ・ディスクリプションに見合う成果を出し、更新されなければ、キャリアアップや昇進・昇格はないという「成果主義」の世界だ。

 最近、「年功序列や終身雇用などの日本の伝統的システムはもう限界」という声を耳にするようになった。経済団体の後押しなどもあり、「ジョブ型」への関心が高まりつつある。

 働き方や新たなキャリアの選択肢が増えるなど、可能性が広がりつつある期待感の一方で、変化の波に乗ることができる人とそうでない人の「格差」が拡大することは、認識しておくべきであろう。「贅沢を言わず現状維持でOK」という考え方が一番危ないのかもしれない。

 ■得丸英司(とくまる・えいじ) 「一般社団法人定年後研究所」所長。(株)星和ビジネスリンク取締役専務執行役員。1957年生まれ。日本生命保険で25年にわたり、法人・個人分野のFPコンサルティング部門に従事。日本FP協会常務理事、慶應義塾大学大学院講師などを歴任。日本FP協会特別顧問。

 【定年後研究所】

 日本で初めての「50代以上会社員」に特化した、定年後ライフの準備支援機関。定年後の「自走人生」を目指す中高年会社員を応援。中高年会社員向け学習システム『キャリア羅針盤』を開発中。ポータルサイト『定年3・0』(https://www.teinengo-lab.or.jp)

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