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【BOOK】はなわさん、小説は“恩返し” 「恥ずかしさなんかは捨てて赤裸々にさらけ出しました」 (1/3ページ)

★はなわさん『お義父さん』(KADOKAWA、1250円+税)

 昨年、妻・智子さんの父をモデルにした楽曲「お義父さん」が日本レコード大賞企画賞を受賞するなど泣ける曲として話題を呼んだ。このほど歌詞では描き切れなかった思いを小説にして執筆。はなわ家の夫婦愛、家族愛やエピソードを綴った。 (文・高山和久 写真・松本健吾)

 --お義父さんの歌を書こうと思ったのは

 「2年前、嫁さんの誕生日に手づくりのプレゼントをしようとできた曲ですが、結婚15周年という節目の年でもあったんです。ボクには息子が3人いますが、長男はこの春で高校2年。いずれこの家から巣立ち、家族全員が揃ってお祝いをすることが難しくなっていくだろう、と。そんな子供たちに『お前たちが生まれる前のお母さんの人生を伝えたい』とチャレンジしました」

 「実話を曲にしたいと考えていたんですが照れくさかったので、10年来の知人でもある(シンガー・ソングライターの)寺岡呼人に相談。『音信不通のお義父さんに対しての手紙のようにしたら照れくさくないんじゃないの』とアイデアをいただいてからはスーッと完成しましたね」

 --妻へのサプライズは大成功

 「嫁さんは泣いちゃって、すごく喜んでくれたのですが、歌い終わると、親戚から1週間前に『(お義父さんが)末期がんで会いたがっている』と連絡があったと言うんです。迷惑をかけるからと、断っていたらしいんですが、曲を聴いて『会えということなのかな』と2人で再会を果たしました。お義父さんが娘に会いたいという気持ちを伝えたくてボクにつくらせたのかな」

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