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【みうらじゅん いやら収集】今も甘美なトラウマ映画「マタンゴ」 食べれば食べるほど妖艶になっていく女… (1/2ページ)

 刷り込みってやつがいずれ、擦り込みになる。それはまだ、精通する前のただチンコはおしっこをするだけのものと思ってた幼少期のトラウマ。地元・関西ではよほど特撮モノが好きなディレクターがいたとみえ、土曜の深夜帯に怪獣モノとはまた違う、怪人モノの映画がよくテレビにかかってた。

 怪人モノというのは『美女と液体人間』とか『ガス人間第一号』といったかなり怪しいタイトルの映画。その中でも『マタンゴ』は幼少期、トラウマとなってもおかしくないタイトルと内容だった。大概、学校がある平日は「せめて10時までには寝るように」と親から言われていたけど、土曜日は「どうしても見たいなら」とテレビのある居間に布団を川の字のように敷いて母・父・僕の順で横になりながら見た。

 マタンゴは難破したヨットが不気味な無人島に漂着。鬱蒼とした森に食料を取りに行った時、見つけたキノコを口にした者が怪人マタンゴに成るって話。食料の奪い合いや、幼少期にはよく分らなかったけど女の取り合いに於ける人間のボンノウってやつがマタンゴ怪人よりも怖くてドキドキしながら見た。

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