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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】貴乃花部屋の暴力行為に思う… ゴールがない「今どきの徒弟制度」 (1/2ページ)

 貴乃花親方が、弟子の十両貴公俊=休場=が取組後に「付け人」に暴力行為をしたことについて謝罪した。

 スポーツの世界から文化芸能的なもの、そしてサラリーマン社会でも、昭和の時代には上下関係とはそんなものであったのは事実である。

 今40歳以上の方なら、学生時代に先輩からのシゴキを経験しただろう。また社会全体がそのようなことを、精神修行のひとつとして認めていた。

 かつてパワハラなんて言葉が存在していなかったころ、私の見てきた芸能の世界でも、大御所と呼ばれていたような方たちは、撮影現場などで若い俳優志望を2人くらい「付け人」として従事させていた。

 その時代の話なので、荒っぽい使われ方や人前で人格否定されるような光景を、私も実際に何度となく見てきた。

 それが許されていたのは、ひとつの理由がある。それは「のれん分け」システムだ。当時の芸能界というのは、大御所の役者がある程度の権力を持っていて、プチ・プロデューサー的な立場だった。つらい修行を乗り越えた先には、良い役をもらえるなど徒弟制度にきちんとしたゴール設定があったのである。

 しかし今の時代にそんなことがあるわけもなく、誰か有名な俳優の「付け人」をしたからといって大したメリットもないというのが現実だ。

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