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【中本裕己 エンタなう】VRゲームに懐かしいキャラが勢揃い 映画「レディ・プレイヤー1」に圧倒された

 スピルバーグ監督による近未来SF映画「レディ・プレイヤー1」(公開中)にぶっ飛んだ。物語は2045年、トレーラーハウスが縦に横に連なった退廃的なスラム街から始まる。もはやリアルな世界には皆が幻滅。だがVR(ヴァーチャルリアリティー)ゲームの中では何にでもなれて、何でもできる。

 朝、起きたばかりの17歳の少年がゲーム用のジャンクな小屋に籠る。このオープニング場面で流れるのがヴァン・ヘイレンの「JUMP」。1983年に発売されたアルバム「1984」の代表曲だ。「1984」は当時、近未来を憂う風潮の中で見直されていたジョージ・オーウェルのディストピア小説のタイトルでもある。暗示的だ。

 超絶ギターのハードロックバンドが、それまでの鎧を脱ぎ捨てるかのようにキーボードのシンプルなメロディーを刻んでロックキッズの目を覚ました。さて、映画の少年は何を脱ぎ捨て、どこへジャンプするのか。ここからは、何も知らずに見た方が楽しめる。

 少しだけサワリを言えば、VRゲームの世界で巨額の懸賞金を狙った謎解きゲームが始まる。仮想世界では『AKIRA』の金田バイクや『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、『ジュラシック・パーク』のティラノサウルスも現れる。世界のオタクが感涙の何でもアリだ。

 とくに日本のキャラクターへの愛情が感じられスピルバーグに感謝したい。それにしても、さまざまな版権をクリアするのは並大抵の作業じゃなかっただろう。(中本裕己)

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