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【テリー伊藤 狸の皮算用】今後は“つまらない作品”ばかり受賞? ノーベル文学賞&アカデミー賞のセクハラ問題 (2/2ページ)

 今後、新たに文学賞を選考するメンバーになった人たちが、セクハラやエロスとは縁のない無難な選択をすることは容易に想像できる。そうなったら、今後、文学賞に選ばれるのは、つまらない作品ばかりになってしまう懸念もある。これ、考えすぎだろうか。

 映画の世界も同様だ。米国のアカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーは、性的暴行で有罪の評決を受けた大御所俳優のビル・コスビーと、1970年代に少女への性的暴行で有罪判決を受けた映画監督ロマン・ポランスキーを除名処分にした。

 アカデミーは昨年秋、レイプやセクハラ告発が相次いでいたハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインを追放している。こういう状況のなか、今後はアカデミー賞も無難な作品ばかりが選ばれるんじゃないか。

 文学も映画も音楽も美術も、性的に悩まされることが刺激になって、アッと驚くような作品につながっていたと思う。素晴らしい絵画を描いているとき、勃起していたかもしれない。意外にそういうことが本質なんじゃないか。セクハラに過剰反応して、そういう根が切られてしまうことを危惧したい。

 だいたい、モテたいから俳優や野球選手になりたいと思うんじゃないか。私だって、男前だったら、演出家ではなくジャニーズ事務所に入っていた。これは関係ないか。

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