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【外国人が見るニッポン】W杯期間中の日本国民のフォーメーション (2/3ページ)

 ロシアも大陸国ではありますが、20年前まで社会主義だった名残から他国との交わり方が特殊で、特に今は経済制裁を受けることもあるほど敵の多い国として有名です。

 今のプーチン大統領はそれを逆手に取り「世界からいじめられているロシア! だが私たちは強いし負けないぞ! 今こそ一致団結だ!」と国民を煽り立てる演出までかましているので、スポーツの応援も熱が入りやすいのです。

 経緯は違えど同じような国の代表、同じようなサッカー環境、同じようなスポーツへの向き合い方をする国民性という訳ですね。

 皆が熱しやすく冷めやすいというのはどういうことか、ワールドカップでにわかサッカーファン層がめちゃくちゃ多くなるということです。にわかファンとは話題になっている時やチームが強い時、一緒に盛り上がれば楽しいことを知っていて、その時だけ応援して弱い時は知らん顔をするファンの層のことです。まあロシアも日本もワールドカップの時に盛り上がってる人の大半がこの層です。

 サッカー好きをアピールできれば女性は男性に好印象を与えられるし、ユニフォームを着てその写真をSNSに投稿すれば、沢山の「いいね!」が貰えます。男性も共通の話題ができて友達とワイワイできるし、なんだか小学生にカードゲームが流行ったころと同じで皆持ってるし買わないとという心境を思い出します。ある意味都合がいいし、それが1番幸せなんだからお利口でもあります。

 そしてワールドカップが開催されるたびに、必ずそのにわかファンを叩く層も出てきます。私達は昔から応援してきたし今だけ楽しんでるんじゃないわよ、とね。もうすぐこのような発言をする人がSNSで増えてくることでしょう。

 このにわかファン層が多くなるせいで、サッカーに興味の無い人たちは、ワールドカップ期間中は生きづらくなってきます。ルールも分からず適当に「うっちーイケメンなんだけど!」しか言ってないようなにわかファンにさえ、「えーサッカー最高だよ。絶対見たほうがいいよ」などと言われ、非国民扱いを受けるのです(うっちーは今回はいませんけどね)。

 そのような状態で出てくるのが単純なアンチサッカーファン。サッカーなんて何が面白いのよ、どいつもこいつもうるさいわ。そんなことよりも面白いバラエティー番組でも放送しなさいよ。とね。

 たしかにサッカーは、興味のない人が楽しむのには難易度の高いスポーツです。だって試合が長すぎるし全然点が入らない。90分やってて3点ぐらいしか入らないってどういうこと? 退屈すぎるんですけど! となりますからね。しかも急いでトイレに行って戻って来た時に限って点が入りやがってるという! この野郎!

 だから興味のない人からすると、誰もがサッカーサッカーと言ってるこのシーズンは辛いものなのだと思います。

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