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【フリーアナウンサー近藤淳子のまもなく本番です】味わい深い話し方のエンターテイナーに遭遇!? フリーアナウンサーって面白い (1/2ページ)

 プライベートな場での話し方は、それぞれ個性豊かで自由ですよね。わざわざ厳密な発声発音は余程のことがない限りは求められないでしょう。その時その時、求められる話し手の役割、聴衆の満足度、公私などによって、話し方の個性は幅広いですよね。

 私の場合、初対面の方と会うときに、視覚よりも聴覚で得た印象の方が記憶に残ります。例えば助詞の使い方です。アナウンサーの話し方は、助詞のイントネーション(音の高低)は必ず下げるとされています。朗読、ニュース、ナレーションなど、アナウンサーが話している助詞をよく聴いてみると分かると思いますよ。助詞は下げた方が、文章をなめらかに聴き取ることができますし、安定感や信頼感を得ることが出来るとされています。

 逆に「わたしは、」の「は」を「はぁ~」と母音を長く伸ばしてイントネーションをあげてしまったら、幼く不安定な印象を与えてしまう傾向にあります。私が大学生時代に通っていたアナウンス学校でよく指摘されたのが、助詞のイントネーションを下げることでした。しかもアナウンス学校の講師として大学生達に話し方を教えるようになってからでも、ほとんどの大学生は助詞を上げて話す癖がついていて、下げるのにとても苦労していました。社会人のスピーチでもたまに助詞のイントネーションが上がってしまって勿体ないなと感じるときもあります。

 ただ、例外もあります。とある有識者の講演で司会をさせていただいた時、こんなケースは初めてだと驚いたことがありました。講演途中、突然爆発したかのように助詞の声のボリュームを大きくして、イントネーションも急に高くされていたのです。助詞だけではなく、語尾までにも同じようなテクニックを使われていました。「またぁぁぁ!! ~ですねぇぇぇ!!!」という感じ。うとうとされてきたお客様も、ビクっとされて、思わず顔が上がってしまうという塩梅です(笑)

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