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【新橋のネクタイ巻き TV視てますか?】スナイプ、インパクトファクター、ダーウィン、カエサル…横文字に往復ビンタされる快感?『ブラックペアン』

 今期ドラマ視聴率のトップを争っているのが、テレビ朝日『未解決の女』と、TBS日曜劇場『ブラックペアン』。どっちが勝つかは最終回次第か。

 途中、露骨にジャブをかましたのが『未解決の女』だ。『ブラックペアン』には初回から小出しにして、たぶん最終回に謎が判明する1枚のレントゲン写真がある。

 二宮和也ふんするブラックジャックもどきのスゴ腕外科医、渡海征司郎が隠し持つその写真には、ペアン(止血鉗子)が写っている。執刀医の誰かが手術のさいに体内に置き忘れた重大な医療ミスの決定的証拠に違いない。

 だが、その写真、最後に毎回チラッと映るだけ。いつまで引っ張るのか。そんな日曜夜のイライラを逆手にとるかのように木曜夜、『未解決の女』第5話の予告編に同様のレントゲン写真がチラッと。オヤオヤ、そこまでやるか。体内にペアンを放置した5年前の医療ミスが未解決事件に光を当て、1話完結で即解決。でも、拙速&便乗の感は免れなかった。

 なので『ブラックペアン』には“敵に塩”。あの『半沢直樹』から『陸王』まで池井戸潤原作ものを手がけてきた演出家の福澤克雄が、目先を変えて海堂尊原作の医療ミステリーを演出。えぐいキャスト選びに巧みなストーリー運びはさらにエスカレートしている。

 スナイプ、インパクトファクター、ダーウィン、カエサル…仰々しく飛び出す横文字に往復びんたされる快感(?)。

 日本外科学会理事長選を争う内野聖陽と市川猿之助の(よくわからないが)最大の関心事がインパクトファクター。

 ダーウィンは米国で開発された内視鏡下手術支援ロボット。内野のいる東城大に「ダーウィンが来た!」と医局員が叫ぶセリフを聞き、「ならば国産ロボットの名は『セゴドン』だったらよかったのに」と、日曜夜のテレビ欄を見ながらオヤジギャグを言ってみた。(新橋のネクタイ巻き)

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