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【ぴいぷる】「“スタ誕”で必ずNG出すクセがついて…」岩崎宏美 不変の輝く歌声、自身を作った阿久悠氏、筒美京平氏の言葉 (2/3ページ)

 昭和歌謡には普遍的な魅力がある。彼女も、昭和歌謡にいくつもの名曲を残している。

 デビュー曲「二重唱(デュエット)」から「シンデレラ・ハネムーン」(78年)までは、阿久悠氏(作詞)、筒美京平氏(作曲)のコンビが手がけている。

 「素人のときから平凡や明星の歌本で見てきたお名前で、私のデビュー曲を阿久さんと筒美さんが作ると聞いたときには悲鳴をあげるぐらいうれしかったですよ」

 この2人から歌手としての姿勢をたたきこまれた。2曲目のシングル「ロマンス」を初めて『スター誕生』(日本テレビ系)で披露したときのこと。前日までこの曲と「私たち」のどちらをA面にするか決まってなかった。しかし、スタッフの投票で1票差で「ロマンス」に。

 「だからドタバタで振り付けもギリギリで覚えることになって…。いざ本番では、当時の新人歌手のメドレーという形で、歌い出すタイミングも分からずに2度もNGを出してしまいました。そこから“スタ誕”では必ずNGを出してしまうクセがついて。よくないジンクスです」

 何曲か続いたとき、阿久氏に呼び出され、「忙しいのは分かるが、必ずNGを出すことをジンクスにしてはいけない」としかられた。

 「私の中で『1回ぐらい』という甘さがどこかにあったんです。デビュー当時は、どこかクラブ活動みたいな気持ちがあったんですね。どんなに忙しくても、プロである以上、完璧な舞台をみせないといけない。後の私を作ってくれた言葉だったと思います」

 今でも歌はなるべく崩さずにきちんと歌うことを心がけている。

 「せっかく楽しみにしていた曲を全然違う感じで歌われたらがっかりでしょう。ただ、これから先、どこまでキーを変えずに歌えるのか。そこが問題ですよね。でもそれは不安じゃなくて、楽しみなんです」

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