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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】新幹線殺傷事件 容疑者の父親は犯人じゃない… “親の無知”に責任を押し付けるな (1/2ページ)

 新幹線という密室で、小島一朗容疑者の起こした無差別殺人事件。容疑者が抱えていた複雑な背景なども含め、事件後の両親の対応などにも関心が集まった。

 中でも、まるで他人事のように淡々とインタビューに応じる父親の奇異な反応に、世間の強い批判が高まった。

 しかし私はその反応に対して、大きな憤りは感じなかった。一番強く感じたのは、父親をそこまでに変化させてしまう、小島一朗容疑者の「難しさ」への恐怖であった。

 怪物を生み出した犯人のように、あの父親を吊し上げるのは明らかに間違っている。普通の子育てならいざ知らず、小島容疑者は、多くの「難しさ」を抱えていたのである。さらに中学時代、包丁と金づちで両親を威嚇するなどのトラブルがあるという。

 もちろん、その手の「難しさ」に対して、あの父親たちが、幼少の頃から万全に対応してきたのかは強く疑問を感じる。だが逆に、その手のことに対して万全に対応できる親が何パーセントいるのだろう。

 すべての親が深い医学的知識や潤沢な経済を持っているはずがない。自分に置き換えたとしても、万全に対応できるかは、正直なところ自信がない。皆、基本的に無知なのだ。

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