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【ぴいぷる】東出昌大 果てしなき渇き、溢れる情熱「1本1本を時間をかけてやりたい」 (1/3ページ)

 今年4月期のフジテレビ系ドラマ「コンフィデンスマンJP」に加え、5月には主演映画「寝ても覚めても」でカンヌ国際映画祭に初参加。さらに6月は2本の映画が公開。「大忙しですね」と伝えると、「『またこいつ出てるよ』っていうのは今年だけなので、ご容赦ください」と精悍(せいかん)な表情がほころんだ。

 同じく出演映画が立て続けに公開されていた2016年の秋に取材したとき、「ようやく一息つけそうですか?」と聞いたところ、「まだ1本、撮影の残っている映画があるんです。年内は何が何でもこの作品に臨みたい」と語っていた。

 その作品が、7日公開の「菊とギロチン」。メガホンを執った瀬々敬久監督が30年前から映画化を構想していた企画だ。

 「瀬々監督が自主映画をつくっていると噂が流れていたときに、マネジャーが監督にアポイントをとってくれて、食事をご一緒したんです」

 酒を飲み交わしながらの初会合で、出演の決意が固まった。静かなる闘志に火が付いたのだ。

 「監督はお酒を飲みながら1時間に何十回も『クソ!』って言い続けるんですよ。酒を飲むと素直になるとはいえ、初めて会った人の前で。この監督はすごいと思って、ぜひ参加させていただきたいとお願いしました」

 大手配給会社の大作映画ではない。製作費は個人・企業からの出資やカンパ、さらに宣伝資金をクラウドファンディングで募って、ようやく公開にこぎつけた。

 「業界の“しがらみ”みたいなものを、業界に携わっていない人でも感じている今の世の中で、この映画は無の状態からつくって、何も制約がない。普通じゃ言えないセリフもいっぱいあります。『全部ぶちこわそう!』という気概が感じられましたね」

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