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クールな美少女、蒔田彩珠「普通の子を演じるほうが難しい…」 14日公開「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」で初主演

 どこかクールな美少女だ。CMなどで見た人も多いのでは。彼女は蒔田彩珠(まきた・あじゅ)。15歳ながら期待の若手だ。映画初主演の「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(14日公開)でも、胸が張り裂けそうな切ない青春を目いっぱいに演じている。

 高校1年生の志乃(南沙良)は吃音症で名前がうまく言えない。孤立する彼女はギター好きな同級生の加代(蒔田)と友達になる。加代は音痴だった。2人はバンドを組んで文化祭に向けて猛練習を始めるが…。

 「感情を表に出さない加代は結構、自分に似ているなと。私も友達になりたいと思っても積極的にはいけないので。だからこそ、ぜひ自分が演じたいと思いました」

 音痴という役回りには「音を外すのは難しかったです。練習するわけにもいかず、勘でぶつかりましたが、歌っているうちにだんだん音が合うようになって…」。終盤の熱唱シーンでは思いがこもり、歌詞を替えてしまったが「気づいていませんでした」と照れ笑い。

 7歳で子役デビュー。CMで活躍し、是枝裕和監督のドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(2012年)で注目され、以降、是枝作品の常連に。1月期の「anone」にも出演した。

 「是枝監督の『ゴーイング マイ ホーム』は小4でしたが、みんなでひとつのものを作り上げるのが楽しくて、俳優を頑張りたいと思うようになりました」と早熟だが芯がある。

 「悩みがある子は演じやすいです。むしろ悩みがないっていう普通の子のほうが難しい。だから、これからもっと幅を広げていきたいですね」

 青春なんてずっと遠くになってしまったおじさんの胸にも突き刺さるこの映画。彼女たちの熱演をぜひ見てほしい。

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