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【酒井政利 時代のサカイ目】穏やかさが歌にも投影される宇多田ヒカル 公私共に“円熟”の年齢に (1/2ページ)

 暑さをしのげることもあってか、映画館がにぎやかだ。

 6月に都内の2館で公開された37分のワンシーン・ワンカットで描くゾンビムービー。その面白さがSNSで拡散され、今や上映が全国に広がり190館を超えている。300万円の低予算作品が10億円を稼ぎそうなことや盗作騒動が起きるなど、まだまだ熱い。

 アニメ作品では、蒼井優がペンギンと仲良しのミステリアスなお姉さんを声で演じる『ペンギン・ハイウェイ』。森見登美彦氏の小説が原作で、主題歌『Good Night』を担当したのが宇多田ヒカル。原作を読んで書き下ろした。宇多田がアニメ映画の主題歌を手がけるのは、2012年公開の『エヴァンゲリヲン新劇場版:Q』での『桜流し』以来。

 主題歌を聴いた蒼井はお気に入りの歌詞について話す。「最初の“愉しげに埃が舞う”という軽やかで優しいフレーズに一気に引き込まれ、聞き進めると幼少期のいとおしい時間のにおいがし始め、胸がぎゅっとなりました」「ノスタルジックだけど、明日につながっていく歌です。宇多田ヒカルさんに感激しています」と感謝も口にする。

 また主人公のアオヤマくんを声で演じる北香那は主題歌の印象を「優しくてゆらゆらと気持ちよく眠りについてしまいそうなメロディー。それと対照的な歌詞の力強さがスゴく印象的でした。聞けば聞くほど心地の良い歌声にも何度も鳥肌が立ちました」と明かす。

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