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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】タレントの「共演NG」にモヤモヤ… 虚構の世界に当人同士の現実を持ち込むな (1/2ページ)

 嘘か本当かは知らないが、よくタレント同士の「共演NG」の噂が、ゴシップメディアをにぎわすことがある。だが、私はいつもその手の話題にモヤモヤしながら首を傾げてしまう。

 タレントであれ、俳優であれ、ミュージシャンであれ、結局は商売である。仕事である。

 共演NGを普通の商売に例えてみよう。営業先に社員2人を向かわせようとしたら、その2人が「私たちは共演NG」ですというようなものである。私が課長なら、君たちの相性や過去なんてものはどうでもいい。とにかくこの契約を決めてくるのが君たちの仕事だと激しく叱責するだろう。

 芸能にとって、最優先事項とは何だろう。映画ドラマであっても、俳優同士の相性や過去の関係などは、本来は見る側には何の意味もない。書かれた脚本と監督がイメージした虚構の世界を、肉体を使っていかに具現化するかの作業である。

 実際には嫌いな奴であろうとも、カメラの前では愛していると思わせるのが俳優の真骨頂ではないか。役者同士の裏の気分なんてものはどうでもいい。虚構の世界に、当人同士の現実を持ち込むなど噴飯モノだ。

 バラエティーでも同じで、司会者が大嫌いなゲストであっても、その魅力を引き出すのが司会者の腕の見せどころである。

 おそらく日本の芸能は、作る側が、出演者の人気や魅力に頼り過ぎているからであろう。

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