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【ぴいぷる】OL兼漫画家・白戸ミフル、恋人にフラれ思い出した“夢” 合コンの女王だった私が漫画家になった話 (2/3ページ)

 「苦しかったこと? 摘出手術の後、しばらくは右胸をえぐられるような痛みが続いたし、ホルモン治療の副作用で頭痛やめまいなど更年期障害みたいな症状が出たこと、髪の毛や眉毛までがどんどん抜けていったことも」

 堪え難かったのは、友人にさえ言えなかった、がんを告白した彼との関係だ。

 「私が辛さのあまり、甘えて当たってしまい、応援してくれてたのに『いつも君は不機嫌、もう限界』と振られてしまったこと。次に好きになった人は、今度は私が嫌われるのが怖くて乳がんを言い出せず、好きなのにいざというとき、あいまいな態度を取り続けて去られてしまったこと」

 そんなとき、氷が水に変化するように、性格の“相転移”が起きる。これまで結婚してからゆっくりやろうと思ってきた「夢の実現」を真剣に考え始めたのだ。

 遊び回り、はしゃぎまくってきた膨大な時間に埋もれてしまった“何か”。思いを巡らせるなか、ムクリと立ち上がる明確な意識があった。

 小学生のときの憧れ。

 「漫画家こそ私の、夢…」

 基礎的な勉強を終え、コテコテの恋愛漫画でスタートを切った。髪を振り乱そうにも、その頃髪の毛は抜け落ちカツラ姿。しかし、「長年の合コンで培った自他の恋愛体験は誰にも負けないよ。ネタには困らないからね」と強気の生体エネルギーが爆発する。

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