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【高須基仁 人たらしの極意】32歳の異才・犬童一利監督に心を洗われた 「きらきら眼鏡」15日公開

 映画界が注目する32歳の異才、犬童一利監督に誘われ映画「きらきら眼鏡」(15日公開)の先行ロードショーを観てきた。会場のららぽーとTOKYO-BAYは、私に言わせりゃその昔、船橋ヘルスセンターがあった懐かしの歓楽街だ。

 終演後、犬童監督と一献。「原作の小説を書いた船橋出身の森沢明夫さんが、この作品の演出に私を指名してくれたんですよ」と明かした。出世作となったのは、ゲイであることを周囲に隠してきた大学生が一歩踏み出す「カミングアウト」(2014年)で、香港の映画祭などで話題に。前作「つむぐもの」(16年)では、石倉三郎演じる和紙職人と韓国人娘の文化や世代を超えた交流を描き高い評価を得た。中央大出身の私の後輩ということもあり、贔屓にしている。

 「きらきら眼鏡」は恋人の死を受け入れられない主人公(新人俳優の金井浩人)が、一冊の古本を機に、あかね(池脇千鶴)と出会い成長していく物語だ。

 池脇の持ち味である天真爛漫さが役にハマって、笑顔が実にイイ!

 「何気ない日常も“きらきら眼鏡”を心にかけると、普段は見過ごしてしまう感謝の気持ちに気づかされ、世界が輝いて見える」というのが映画のテーマ。私も人を“色眼鏡”で見ないように本音で付き合ってきたが、映画を見終わって、混雑するJR京葉線に乗ってもなぜかイライラしなくなった。

 「高須さんも古希なんだから、きらきら眼鏡を心にかける余裕を持ってください」と40歳近くも年下の犬童監督から、私の“ケンカ上等”人生をたしなめられた。(出版プロデューサー)

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